2016年11月20日
JANPS 2016 Moving Target @2016/11/13 sun
動く標的を撃つ「ムーヴァー」。JANPSの花形競技です。
JANPSでは競技を一緒に回るスクワッド(=班)にROを兼任するリーダーがいて、初めての人でも大丈夫なようにいろいろ説明しながら競技が進行します。
この「ムーヴァー」のほか、「バリケード「と「プラクティコウ」ではBB弾が中(あた)ると青く痕が付く標的紙を使いますが、その準備は撃つシューター自らの手でするのがルールです。
今回のJANPS 2016最大の功労者はこちら、「Osamuraiさん」ことササキ リョウジさんでしょう。
作動確実。セッティングも実に効率よく短時間で済むJANPS専用ムーヴァーシステムを開発し、完成させたのです。
撃っていて本当に気持ちが良いムーヴァーでした。
他のステージもそうですが、JANPSでは標的の交換などは同じスクワッドの他の選手が交代で行います。
ムーヴァーを撃つヤダ マサシさん。リボルバーシューターとして有名ですが、今回のJANPSではオートを撃っていました。
今春の葉隠マッチで2位、エリオペでも初優勝を飾るなど、今年は大活躍だったムナカタさん。JANPS 2016はリボルバーで挑戦です。
ムナカタさんのリボルバーにもたぶんこの人の手が入っていますね。
ヒラノさん、ムーヴァーも健闘でしたが、“銃の耐久性にはまだ問題が残っている”と言ってました。
JANPS委員会首脳部ハヤマ ヨシカズさんのムーヴァー。
ストリングの合間にマガジンの交換を行いますが、同時に使う銃によっては距離に合わせたダットサイトのクリックアジャストや、ムーヴァーマウントのシフト変換が必要になります。
映像での様子や貫禄はナカナカのものだったのですが、着弾は乱れています。
近距離(4mと5m)の6発高速連射を充分コントロール出来ていなかったのだと思います。
次回に向けて、彼女には特別な練習メニューが必要でしょう。既にその案は浮かんでいます。
前半の4m、5mは最高に中ってたのに……まさかのシフト変換忘れで、6m最初の3発を失いました。
そのショックから立ち直れずに4発を上下に外す……。
スティックシフトを反対側に降ったままにして撃った6m3発のうちの1発が、紙の端ギリギリに着弾していました。残り2発は枠外に飛んだのでしょう。
ムーヴァーマウントは便利な道具ですが、使い方をミスると悲劇的な結果を招きます。ちょっと「文明論」にも通じている感じ。プチ哲学です。
ぼく自身に限らず、全体的にうっかりミスが続発。いよいよ高齢化の波が本格的に押し寄せてきた……という印象のJANPS 2016でした。
これからのシューティングライフ、最大の敵は「加齢」なのかもしれませんなぁ。
つづく……
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THE PLATE MASTERS CHAMPIONSHIP
Series 2016 FINAL 12月25日(日)
開催場所:TARGET-1新宿店 スポーツシューティングアリーナ
14:00競技開始〜18:00終了予定
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