2010年02月22日
心の戦い
2.20蔵前杯回想。自分の射撃。
最初のステージのブルズアイ、やはりかなり「足に震えが来」ました。どうして普段通り撃てないのか?
私はジャッジのローテーションがサトウさん、コウ君組だったのですが、彼らも狙いが定まらず、撃つペースが非常に慎重(サトウさん)、逆にちょっと投げやり気味に速い(コウ)、といった様子でしたので、この試合に対して感じている重圧は皆、相当なものだったのだと思います。
しかし、サイトピクチャーでは“マズイ! 0点撃った!”と思ったショットが、ラインカット5点で引っかかっていたりして、駄目な中にも“意外に頑張ってるな、自分!”とちょっと思ったのも事実です。
1枚目「46点-2X」、2枚目「40点-1X」、合計「86点-3X」。
次がプレート。待ち時間に冗談で“試合の日はいつもの2割引だから、60点のところ、今日は48点!”と言っていたのが本当になってしまいました。
最初の1ターンは満射=30点。最初の3点プレート5枚、通称“白身”を狙い過ぎないように、サイトに捉えたら迷わず1チャンスでポン! ポン! と撃っていくリズム。これが大切だ、と自分に言い聞かせて撃ちました。
ところが2ターン目、このリズムが崩れます。
白身を2枚残し。いずれもトリガーを引く瞬間に迷いが生じ、左斜め上に振りました…。
気を取り直して大ジャマー、中ジャマーは射抜くも、小ジャマーで引っかかり、18点。
「予告」通り、48点で終えます。
イメージphoto@2009.10.04 JASG/APSライフルクラス公式記録会
最後のステージがムーヴァー。
ここはいつも、“ishiiさんは得意”と思われています。しかしここ2週間の練習での戦績は、3枚外し=34点が最高、悪い時には5枚外し=30点、まで低迷していました。
ここで早くも、皆さん、“誰がいま一番なのか?”の計算を始めています。
私と射順が一緒のMr.Kさんが、“ムーヴァーで2枚ミス=36点、ならishiiさんの勝ち。でも3枚外したらAbeさんの優勝”と、電卓で計算して教えてくれました。
あああ、考えないようにしていたのに(笑)!
私のナンバーは奇数だったので、左レンジ(お立ち台)からのスタート。じつは蔵前工房舎のムーヴァーはこっちのほうが6~7%(ゴール時に「1的身」?)ほど動きが速いので、「難しいほうが先」となります。
最初の1往復は練習。ここでスタンバイ姿勢を取った時、“はいッ!”と声を出し、スイッチ係の桑田社長に準備が整った事を伝える事にしました。
すると不思議な事に、声を出すことで覚悟が決まるのか、ブルズアイでもプレートでも感じていた足腰のワナワナ感が消えています。
そこで本射になってからもその“はいッ!”を続ける事にしました。
1ターン目、10中=満射。
下段に降り、右側に立つと、さっきのプレートでの悪夢が蘇ります。が、ここでまた“はいッ!”で腹に力を入れなおす。
4回目か5回目で、トレースが先行し、ターゲットの先の虚空を撃ってしまいました。
“しっかり見るんだ!”
と自分に言い聞かせ、残りはギリギリと歯を食いしばって撃ちます。
そして後半9回目の「左行き」を倒した瞬間、私の優勝は決まりました。が、なぜか10回目の時に“次、ラストです”の声が誰からもかかりません。
私の数え間違いでもう一往復ある場合に備え、これも気迫を込めて狙い、倒しました。2ターン目9中=18点!
トータル1枚ミス=38点!
最後のムーヴァーで自分の気力を振り絞った良いシューティングができたので、ブルズアイとプレートのマズイ後味も吹っ飛びました。
撮影:TERU
仙台のMANちゃん提供商品(1~3位)の「干したん」をつまみに優勝カップで発泡酒を飲みながら、
“今度の5月のU.S.ビアンキでも、あんなふうにムーヴァーを撃ちたいなぁ・・・”
と思っていました。
イメージphoto@2009.05.24 NRA Bianchi Cup
最初のステージのブルズアイ、やはりかなり「足に震えが来」ました。どうして普段通り撃てないのか?
私はジャッジのローテーションがサトウさん、コウ君組だったのですが、彼らも狙いが定まらず、撃つペースが非常に慎重(サトウさん)、逆にちょっと投げやり気味に速い(コウ)、といった様子でしたので、この試合に対して感じている重圧は皆、相当なものだったのだと思います。
しかし、サイトピクチャーでは“マズイ! 0点撃った!”と思ったショットが、ラインカット5点で引っかかっていたりして、駄目な中にも“意外に頑張ってるな、自分!”とちょっと思ったのも事実です。
1枚目「46点-2X」、2枚目「40点-1X」、合計「86点-3X」。
次がプレート。待ち時間に冗談で“試合の日はいつもの2割引だから、60点のところ、今日は48点!”と言っていたのが本当になってしまいました。
最初の1ターンは満射=30点。最初の3点プレート5枚、通称“白身”を狙い過ぎないように、サイトに捉えたら迷わず1チャンスでポン! ポン! と撃っていくリズム。これが大切だ、と自分に言い聞かせて撃ちました。
ところが2ターン目、このリズムが崩れます。
白身を2枚残し。いずれもトリガーを引く瞬間に迷いが生じ、左斜め上に振りました…。
気を取り直して大ジャマー、中ジャマーは射抜くも、小ジャマーで引っかかり、18点。
「予告」通り、48点で終えます。
イメージphoto@2009.10.04 JASG/APSライフルクラス公式記録会
最後のステージがムーヴァー。
ここはいつも、“ishiiさんは得意”と思われています。しかしここ2週間の練習での戦績は、3枚外し=34点が最高、悪い時には5枚外し=30点、まで低迷していました。
ここで早くも、皆さん、“誰がいま一番なのか?”の計算を始めています。
私と射順が一緒のMr.Kさんが、“ムーヴァーで2枚ミス=36点、ならishiiさんの勝ち。でも3枚外したらAbeさんの優勝”と、電卓で計算して教えてくれました。
あああ、考えないようにしていたのに(笑)!
私のナンバーは奇数だったので、左レンジ(お立ち台)からのスタート。じつは蔵前工房舎のムーヴァーはこっちのほうが6~7%(ゴール時に「1的身」?)ほど動きが速いので、「難しいほうが先」となります。
最初の1往復は練習。ここでスタンバイ姿勢を取った時、“はいッ!”と声を出し、スイッチ係の桑田社長に準備が整った事を伝える事にしました。
すると不思議な事に、声を出すことで覚悟が決まるのか、ブルズアイでもプレートでも感じていた足腰のワナワナ感が消えています。
そこで本射になってからもその“はいッ!”を続ける事にしました。
1ターン目、10中=満射。
下段に降り、右側に立つと、さっきのプレートでの悪夢が蘇ります。が、ここでまた“はいッ!”で腹に力を入れなおす。
4回目か5回目で、トレースが先行し、ターゲットの先の虚空を撃ってしまいました。
“しっかり見るんだ!”
と自分に言い聞かせ、残りはギリギリと歯を食いしばって撃ちます。
そして後半9回目の「左行き」を倒した瞬間、私の優勝は決まりました。が、なぜか10回目の時に“次、ラストです”の声が誰からもかかりません。
私の数え間違いでもう一往復ある場合に備え、これも気迫を込めて狙い、倒しました。2ターン目9中=18点!
トータル1枚ミス=38点!
最後のムーヴァーで自分の気力を振り絞った良いシューティングができたので、ブルズアイとプレートのマズイ後味も吹っ飛びました。
撮影:TERU
仙台のMANちゃん提供商品(1~3位)の「干したん」をつまみに優勝カップで発泡酒を飲みながら、
“今度の5月のU.S.ビアンキでも、あんなふうにムーヴァーを撃ちたいなぁ・・・”
と思っていました。
イメージphoto@2009.05.24 NRA Bianchi Cup
Posted by Takeo Ishii at 22:28│Comments(0)
│Shooting/トイガン
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