石井健夫blog

3時間ほど前に帰宅しPCメールを確認しましたら、C誌に1ページだけ残っていたレギュラーコーナーも遂に打ち切り…というじつに素っ気ない連絡がありました。
けっこうショックなワタクシです。

今日はS誌編集部に居ました。スタジオで銃やパーツの写真を撮っていました。

S誌は元々、C誌から移って行った人が編集長（※いまは社長でもあります）で創刊し、数年後にこれまたC誌から移って行った人が現在は編集次長です。2人ともC誌時代には私にとても良くしてくれた大恩人なのです。この年末も2人は大忙しで、年内30日まで出社、年明けも2日から出社、だそうです。

気が付いてみれば、今のS誌は「往年の、私にとってイチバン面白かった頃のC誌そのまま」という気もしています。そういえば2月下旬には先ごろ休刊になったG誌が50年間かけて築いて来られた「伝統」をA誌が継承、との事。作り手が違っても、中身のスピリッツは受け継がれて行くものなのでしょうか？


C誌としても、今後ますます厳しさを増すであろう出版界で生き残ってゆくために、新しい方向性を色々と探っているのだと思います。その方向性が現在の私に提供できるテイストとはいまひとつ合わない…ということなのかもしれず、ハッキリ言って追い出される身には侘しいものがありますが、それでも私は今後のC誌に期待します。

でも、私のような根っからのガンマニヤ、射撃マニヤ、映画マニヤにでもまだ手伝う事があれば、いつでも書きますし、撮りますヨ♪


さて、12.23には「魁！上矢塾」が開催されましたね。レポートはM9の使い手＝かぢや君のブログ他、参加者各位が既にアチコチでUPされておられるようですのでご覧下さい。私は忙しくて最後のこの集合写真しか撮れませんでした。

電磁ロック式プレートがちゃんと作動して「使えた」ので良かったです。
2012.3.20開催予定の「PMC赤羽1st」には是非ともご期待下さい！


この日はYUI塾長に私からクリスマスプレゼント。彼女が持ち込んできたマルイ／G17とフリーダムのアキュコンプ（初期型）を使い、2012年のPMCやJANPS等、ビアンキ系マッチで使ってもらうためのカップガンを2週間かけて作りました。

★バリケを握る際のウィングやコンペンセイターの炎避け（を想定した）フィンガーガード取り付け。
★プローン射撃や左右のワンハンドに対応するための大型バンパー。
★グリップ周りをYUIの小さな手に完全フィットするよう削り込み。
★「ワインレッドの心＝大人の女性」をイメージした塗装。

というあたりが制作上のポイントですかね。ダットサイトは昔、KENさんがビアンキカップガンに取り付けてお使いになっていたサイトロンのプロトタイプを載せています。昔の一品モノのダットサイトにはこういう素晴らしい名器があり、現在では造れる職人さんも居なくて絶対に手に入らない…と言われています。2年前にサイトロンジャパン様が快くオーバーホールをして下さり、そのまま自室のコレクション棚に収まっていたものが今回、実戦復帰です。


このグリップには本当に苦労しましたヨ…。
でも12.23に撃って貰った感じでは、かなりパーフェクトに彼女の手にフィットしたみたいです。


今シーズンはこの銃で、上矢ゆい君には大いに活躍してほしいです。
彼女のレギュラーもいつの間にかC誌からは消えていたし、今後は私ら「Team Strike And Tactical Magazine」あるいは「Team G.O.S.R.」、もしかしたら両社のネーム入り…って事になるんでしょうか？　なら当然、お世話になっているフロンティア様や蔵前工房舎、さらに友達なんだからプロスペックディザインやLEMサプライ、山下刃物店なんかも刺繍を入れないとな。

チームシャツを一緒に着たい人、居ますかね（笑）？