2012年05月27日
最終日ご報告
大会最終日は私のバリケイドから始まりました。ここは綺麗にクリーンで終わりました。480-44X。昨年46Xだったのですが、ことしはもう2発余計でしたね。
15分後に撃ったトモ兄は480-46Xでした。
そしてすぐに長い坂道を駆け上がり、毛利名人が待つムーヴァーレンジへ…のハズが、スケジュール前倒しで既に25ydsラインに差し掛かっていました。
“お! どうなのかな?”
標的を見た限りでは5点撃ちは無いようなので少し安心しましたが、毛利名人浮かない顔です。
“やってしまいました…”
聞けば15yds最初のラン(右⇒左)の2発目を撃ったところでファットラウンド(膨れていた、または変形していた弾)のせいで装填不良があり、4発が撃てなかった、との事。
さらにその後の15yds(左⇒右)で、スティックシフトを振り忘れ、ターゲットの端に4発しか当らないという致命的なヒューマンエラーが…! うーん、残念。
じつは同様の事がマリポサの練習時にも数回起こっていて、懸念はしていたのです。
アクシデントがあった時こそ落ち着かなければいけない、と教えてはいたのですが…何だか私の指導力不足だった、という気もしています。
次がイチローさんのプラクティコ。ウィークと50ydsで8点を撃ち、476点でした。ウィークハンドは本当に、本番でイザ対峙してみないとどう転ぶかワカラないステージなのです。
毛利名人はプラクティコで見事に10ydsスタンディングを無失点で凌ぎます。
しかし15ydsの6秒3+3発でオーヴァータイム。
そして25ydsと50ydsで合計12ポイント落とし、458点でした。やはりエアガンでは体験できない長距離ステージが難関だったようです。
日本チームのトリはイチローさんのバリケイド(リシュート)。
“プレッシャーなんかなんもない”
という事だったのですが、35ydsで1発だけ8点があり、478点でした。
プラクティコを撃ち終えた後、なぜか毛利名人がいままで立って戦っていたレンジをじっと目詰めていました。
“どうしました?”
と聞くと、
“とうとうここに来られて、最後まで撃ち終えた。それだけで嬉しいんだよ。勝ち負けなんて関係ないんだよ。”
45歳まで、いつも夢に抱き続けながらもチャンスに恵まれず、実現しなかった実銃射撃。
その初体験がつい1ヶ月前でした。
そして「発射の度に目をつぶってしまう」という最悪の状態からスタートしてのビアンキカップ挑戦でした。
私の肩に顔をうずめ、万感の想いに号泣する毛利名人。
シャツ越しに伝わってきた涙の熱さを、私は忘れないでしょう。