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Takeo Ishii
Takeo Ishii
ライター、カメラマン、パフォーマー、射撃場アドバイザー、映画評論家
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2010年02月15日

バンクーバー五輪、バイアスロン競技

昨日2.14の昼間、何気なく観ていたNHK BS放送で、「バンクーバー五輪/バイアスロン女子7.5km」をやっていました。

1周2.5kmのクロスカントリーコースを3周し、2.5km毎に5発の射撃が入ります。
射撃は.22LRの(スモールボア?)ライフルで、1回目がプローン、2回目がスタンディング。
スタンディングが1回目でなく、2回目、というのが凄くないですか?! だって5kmもスキーで滑った後なのですよ!

ターゲットはプレートが5枚。
HITゾーン(黒丸)はプローン時45mm、スタンディング時115mm。「丸く空けられた円形窓を撃ち抜く式」ですが、映像を見ているとどうもHIT判定は音センサーもしくは振動センサーのようで、弾がエッジに当たって砕けても、破片が少しでも当たればOKなようでした。

ちなみにプローン、スタンディングとも、5発で5枚をクリーンすればノーペナ。しかしミスると「その枚数×150m」のペナルティトラックを滑走しなければならず、これはタイム的には25~28秒の遅れを意味し、しかも余計な体力も使わされる…という事のようでした。

今日の金メダルのA.クズミナ選手(スロヴァキア)はプローンで1枚だけミスったようですがスタンディングは満射、スキーでは相当、頑張ったようです。ちなみにオリンピック開幕時点での世界ランキングは「28位」だったそうですが、射撃で大逆転があるこの競技、結構こういうドンデン返しがあるみたいです。

じつは射撃レンジの幅が物凄く広かったのと、TOP選手の撃つスピードが尋常でない速さなので射撃距離は「25m」だと思っていたのですが、ナント「50m」でした!

あと凄いなぁ、と思ったのは観客の多さと、「射撃1発毎=命中する毎」に、各国応援団から物凄い歓声が挙がっていた事。射撃の試合であんなのは、他に例がないんじゃないでしょうか?

BS&CSの多チャンネル時代になって、こういう日本では日陰の…というか、一般の目に触れないように触れないようにされている…としか思えない競技が、頭から尻尾まで中継されるようになったのは素晴らしいですね。

各選手が使っていたライフルも色々な工夫がされていてカラフルで、あれはあれでレースガン、カップガン、いや、オリンピックだからメダルガン? とにかくそのカスタムぶりがハイビジョン映像でバッチリ拝めて、最高でした。

みんな独特なボルト・アクションで、5発を撃つのでBOXマガジン式。そのマガジンをストックに取り付けたマグホルダー(?)に3~4本挿してあって、2回目の射撃の前にはちょっとタクティカル・リロードっぽい感じの動きをします。

また、スキーから射撃に移行する際、銃口のマズル・カバー(ヒンジ式)を開けたり、アイシェードを展開したり、あとグローブから指先だけ出す人あり、サングラス(スキーゴーグル)をズラしたりと、これまた特殊なハーネスで背負った状態から構えるまでの動作がかなり忙しそうなのですが、上手い人のそれはじつに無駄がなく、格好良い! そしてマズルコントロールも完璧!
いやぁ、シビれます。とにかく格好良い!

今後男子や、さらに距離の長いレース。さらには4人制のリレー競技などもあるようで、今回のバンクーバー五輪、バイアスロン中継からは目が離せない感じです。

ちなみに今日、2.15 monは朝4:10から「男子10km」生中継。録画再放送はお昼の12:19、NHK BS-1との事。

なんだか…今月のCOMBATのCSATの記事にもあったような、「走って⇒撃って⇒走って」みたいなの、どこかのサバゲフィールドでやりたくなりますね。

JASGが協賛している「ビアスレ」ってのもあるんですが、100m、200mのスイミングが、まず私のようなトーシロには敷居が高い。それに陸上競技のウェア、というのが、体育の時間を思い出してちょっと……。

やはりマニアな私としては銃を持ったまま、BDU姿、あるいはPMC風の格好で、野山を走りたいのであります。途中に壁やトンネルなど障害物、池や泥沼! などもありながら、とりあえず1周200~300m位のコースを3周。で、射撃はプローンとスタンディングで、なんてね。

ペナルティは「外した枚数×5回の腕立て伏せ」程度で良いんじゃないでしょうか? とりあえずは(笑)。



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この記事へのコメント
先程特集番組にて男子の方のダイジェストを見ましたが、50mにての射撃とは・・現実的に考えるとすごいと思いました
しかも、スキーの後ですよね
(ですが、これのエアガン版は興味ありです!!)
Posted by k,ishida at 2010年02月15日 20:50
今日の「男子10kmスプリント」は、天候がめまぐるしく変化し、選手のスタート・タイミングによってはミゾレが激しく降りしきる中での射撃…あれは辛そうでしたね。

U.S.スティールチャレンジはまあ、地域的にもまず晴天ですが、朝の1組目、2組目は意外な寒さがあり、正午近くはカンカン照りの猛暑、そして夕方のは風…という感じ。

U.S.ビアンキは「3日間のうち必ず1日は雨の中で撃つ」と昔は言われていましたが、ここ数年は晴天だったような…。

とにもかくにも、実銃の試合は野外で撃つ物も多いので、ああいう光景は身につまされる思いでしたな。
Posted by ishiiishii at 2010年02月15日 21:14
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