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Takeo Ishii
Takeo Ishii
ライター、カメラマン、パフォーマー、射撃場アドバイザー、映画評論家
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2019年01月10日

『蜘蛛の巣を払う女』

『蜘蛛の巣を払う女』

『蜘蛛の巣を払う女』
明日=1.11(金)から公開になります。
女天才ハッカー、リスべット・サランデルを主人公にしたベストセラー小説「ミレニアム」シリーズの第4作目を映画化しています。ダークでスタイリッシュ、そしてちょくちょく織り込まれる変態チックな描写が堪らないサスペンス・ミステリーで、北欧スウェーデンの荒涼たる風景の中を疾走するヒリヒリするアクションが魅力でしょうか。
児童虐待、人身売買、ドラッグ、弱者への暴力、猟奇殺人、といったテーマで覆われたダークなトーンの映画ですが、小柄で細身な女性なのに知恵と行動力で難局を乗り切ってゆく孤高のアウトロー=リスベットの筋の通った生き様がじつにカッコいい! という、ぼくにとっては「こういうの大好物!」な作品となっております。
ちなみにリスベット・サランデルが映像化されるのはこれが5作目で、演じる女優さんも今作のクレア・フォイ3人目です。
『蜘蛛の巣を払う女』
スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンが50歳の若さで亡くなるまでに遺した3つの原作『ドラゴンタトゥーの女』、『火と戯れる女』、『眠れる女と狂卓の騎士』の3作は2009年から2010年にかけて母国スウェーデンで映画化・テレビドラマ化されました。これ物凄く面白いです! DVDまたは配信等でご覧になる価値アリ! ですよ。
『蜘蛛の巣を払う女』
第1作目『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』の開始20分で石井は主人公=リスベットのキャラクターと彼女を演じたノオミ・ラパスの虜になってしまいまして、本作の大ヒットを契機にハリウッド進出も果たした彼女の出演作はどの作品も無視できず、ほぼ全部追っかけております(が、けっこうトホホ…な作品もまた多し…笑)。
『蜘蛛の巣を払う女』
スウェーデン版3部作の好評を受けてハリウッドでリメイクされたのが、2011年公開の『ドラゴンタトゥーの女』
監督は『セブン』のデヴィッド・フィンチャー、リスベット役にルーニー・マーラ、事件解決のため共闘するパートナーの編集長ミカエル役に6代目007のダニエル・クレイグという豪華版でした。
『蜘蛛の巣を払う女』
このルーニー・マーラ版のリスベットもじつに可愛らしく、それだけに凶暴さと狂いっぷりが物凄くて面白かったですよ。
そしてジェームズ・ボンドを演っていてさえ敵の拷問や攻撃による痛め付けられっぷりが凄まじいダニエル・クレイグが本作では「最近ツいてない雑誌の編集長=普通のオッサン」なのでさらにヤラれ方がエゲツなくて半端ないのも素敵です。こちらもぜひ予習のためご覧になる事をオススメします。
個人的にはミカエルの設定をボンドに改変して敵のスケールをもう少し強化して「007シリーズの1作」に加えてしまっても良かったのでは? 位に思ってます。
オープニングの歌がすごくそれっぽくてカッコ良く、リスベットとミカエルの関係もスェーデン版よりセクシーで切なくて、これも大好きな映画です。
『蜘蛛の巣を払う女』
『ドラゴンタトゥーの女』のリスベットは24歳という設定で、3作のみを遺して亡くなってしまったラーソン氏の後を引き継いだノンフィクション作家ダヴィド・ラーゲルクランツによる4作目『蜘蛛の巣を払う女』はそれから数年経っているハズなので、クレア・フォイ演じる今回のリスベットは少しだけ大人(マトモ)なって表情や行動がやや落ち着き、狂気がやや薄まっている印象を受けましたが、それでも悪い奴を制裁する場面では「前任者たち」に負けず劣らずやる事が過激ですし、予告編にも出てくる全裸の状態で爆破される→バスタブに避難のアクションや真っ黒なゴム袋に入れられて真空パックにされそうになるシーンの変態じみた異様さは物凄かったです。 
『蜘蛛の巣を払う女』
原作の小説では名前だけが上がっていた謎の女カミーラの役で真っ赤なコートに身を包んだこの人は『ブレードランナー2049』で史上最強スペックのレプリカント“ラヴ”を演じたシルヴィア・フークス。本作でも一目見ただけで常人じゃないと思っちゃう圧倒的な存在感でした。

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『蜘蛛の巣を払う女』
タナカのSIG P220 IC陸上自衛隊
箱を開けて写真を撮っただけの新品です。相場より安く出してます。

『蜘蛛の巣を払う女』
マルイグロックのアウターバレルのガタをOリングで解消しています。スライドが閉じた状態で銃口がガッチリ固定され、ブレません。
『蜘蛛の巣を払う女』
アウターバレルに手で溝を切るので加工は面倒ですが、遠い距離での命中精度には大きな差が出ます。
Oリングは傷んだら交換も可能ですしメンテナンス時の分解・組み立ても楽です。
素朴なカスタムではありますが、2018年のJapan Steelでのタクティカルクラス優勝には貢献してくれました。



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Posted by Takeo Ishii at 19:58│Comments(0)映画レビュー
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