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Takeo Ishii
Takeo Ishii
ライター、カメラマン、パフォーマー、射撃場アドバイザー、映画評論家
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2012年07月18日

ダークナイト ライジング

ダークナイト ライジング
(C)2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

ダークナイト ライジング
<作品DATA>
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、トム・ハーディ、アン・ハサウェイ、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤール
原題『The Dark Knight Rises』/2012年アメリカ映画/165分/ワーナーブラザース映画
7月27日(金)先行上映 7月28日(土)丸の内 ピカデリー他全国ロードショー

昨晩、マスコミ向け完成披露試写会に出席して参りました。

ダークナイト ライジング
(C)2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

クリストファー・ノーラン監督による『バットマン ビギンズ』(2005)、『ダークナイト』(2008)に続くシリーズ完結編。バットマンとジョーカーの壮絶な死闘を描いた前作の8年後が舞台。

大切な人を失った失望感から「バットマン」としての自分を捨て引きこもり生活を送っていたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)だったが、突如現れたキャットウーマンことセリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)に翻弄され、やがてゴッサムシティを混沌と破壊の生き地獄に叩き込もうとする残虐なテロリスト「ベイン」との戦いに巻き込まれてゆく…。

主演はシリーズ3作連投となったクリスチャン・ベール。キャットウーマン=セリーナ・カイルにアン・ハサウェイ。ノーラン監督の前作「インセプション」にも出演したトム・ハーディ、ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤールらが主要キャストで再集合。さらに…前2作を観ている人が嬉しくなっちゃう仕掛け満載!

ダークナイト ライジング
(C)2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

前作の「ジョーカー」が物凄いインパクトだっただけに、新悪役「ベイン」への期待も高かったわけですが…いやはや、“こう来ましたか!”という感じ。

ジョーカーがどっちに行くか予想できない、まったくワケのわからない不気味さ…
だったとしたら、ベインはまさに「信念の人」。その「あまりに一途な感じ」が怖い。
しかしその信念の中身がやっぱり最後まで謎なのであります。
演じるのはノーラン監督の前作「インセプション」にも出演したトム・ハーディ。

ちなみに前作『ダークナイト』同様、現用(っぽい)銃や武器が普通に使われる…のが、従来のアメコミMOVIEの概念を覆しております。アーマラー(火器担当)はハリー・ルゥ氏。安心の仕事ぶり。

ダークナイト ライジング
(C)2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

このジョセフ・ゴードン=レビットも『インセプション』組の一人。イイ感じ~でした。
この他、アカデミー賞女優マリオン・コティヤールが重要な役を演じます。
キャスティングではさらに、前2作を観ている人が嬉しくなっちゃう仕掛け満載! ずる過ぎ。

ダークナイト ライジング
(C)2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

アン・ハサウェイ演じるセリーナ・カイルは、劇中では「キャットウーマン」とは一切名乗らず、また呼ばれません(新聞の見出しには書いてあったか?)。
「ネコ耳」が単なるコスチュームではなく、じつは機能するギミックになっている…ところが気に入りました。

シリーズを観ていない人が観ても充分に面白い作品になっていますが、前2作を予習してみれば面白さ倍増は間違いなし。特に第1作から引き継がれている要素がとても多かったのは意外でした。

また、『ダークナイト』がバットマンとジョーカーの緊張感溢れる対決に終始したのに対し、『~ライジング』は複数の登場人物の現在と過去が複雑に絡み合う「疾走する群像劇」といった趣。しかし先の読みすぎ考えすぎで脳が沸騰しそうだった『インセプション』よりはシンプルで、いい塩梅、だったと思います。

前作『ダークナイト』は犯罪&暴力ジャンルの暗い映画だったのに驚異的な大ヒットを記録し、当時史上最大映画だった『タイタニック』に迫る歴代2位の興行収入記録を打ち立てました。

『ダークナイト ライジング』が『ダークナイト』の記録を塗り替え、現在の興収No.1作品である『アバター』を抜いてしまう可能性は充分あると思います。

SATマガジンでいつも★★★で満点の寸評をさせて頂いてますが、『ダークナイト ライジング』には ★★★★★★★ でもいいと思います。日本での試写では異例の事ですが、上映後は拍手が巻き起こっていました。



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Posted by Takeo Ishii at 11:07│Comments(0)映画レビュー
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